唐沢寿明:日本版ジャック・バウアーに 「24」リメーク「24 JAPAN」で主演

テレビ朝日開局60周年記念連続ドラマ「24 JAPAN」で主演を務める唐沢寿明さん=テレビ朝日提供
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テレビ朝日開局60周年記念連続ドラマ「24 JAPAN」で主演を務める唐沢寿明さん=テレビ朝日提供

 米国連邦機関CTU(テロ対策ユニット)の捜査官ジャック・バウアー(キーファー・サザーランドさん)が、凶悪なテロ事件と戦う姿を描いた米国ドラマ「24-TWENTY FOUR-」の日本版リメークであるテレビ朝日開局60周年記念連続ドラマ「24 JAPAN」の主演を、俳優の唐沢寿明さんが務めることが3月24日、明らかになった。唐沢さんは本作で、オリジナル版のジャック・バウアーにあたる獅堂現馬(しどう・げんば)を演じる。

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 オリジナル版の大ファンという唐沢さんは、「『24』は何十回も見ていた作品。当時はジャック・バウアーの同僚トニー・アルメイダが好きで、自分の携帯もCTUの内線電話の着信音にして、友達からの電話には『アルメイダ』と名乗って出ていたんですよ(笑い)」と明かし、「俳優生命を懸けて取り組みます! 日本独自の色も出しながら、視聴者の方々が面白いと思える作品を本気で作りたい」と意気込みを語る。現在は撮影に向けて、護身術を交ぜたハードなトレーニングを行っているという。

 これまで、「白い巨塔」などさまざまな名作のリメーク版で主演を務めてきたが、「今回は僕のキャリア史上、一番賛否両論あるんじゃない?(笑い)。でも、自分より下の世代の子たちが今後、海外作品のリメーク版にもバンバン挑戦できる環境を整えるためにも、先陣を切る役目は僕が買って出ますよ」といい、「とにかく、まずは『24 JAPAN』を見てください。そこでもし『日本人のみんなも頑張っているね』と思っていただけたら、逆に応援してほしいんです。視聴者の皆さんとも一緒に『24 JAPAN』を作りたい――そう考えていますので、意見もどんどん出していただきたいと思います」と、アピールしている。

 唐沢さんが演じる獅堂現馬は、CTU第1支部A班の班長。危険を顧みず任務を遂行する一方、状況によっては踏みとどまることの大切さを熟知しており、仲間思いでもある。私生活ではかつて夫婦間に“ある問題”を抱え、一時は妻と別居しているが、一人娘とは良好な関係を築いている……という設定。

 「24 -TWENTY FOUR-」は、米国の組織CTUの捜査官ジャック・バウアーがテロリストと戦う人気ドラマ。1シーズン(全24話)をかけて24時間の出来事をリアルタイムで描くというスタイルや、スピーディーかつスリリングな展開で人気を集め、世界的にヒットした。日本語吹き替えでは、小山力也さんがジャック・バウアーの声優を務めた。

 オリジナル版のシーズン1では、後にオバマ大統領の就任で現実となった米国史上初のアフリカ系アメリカ人大統領が誕生するまでの24時間を描写。日本版リメークでは、テロのターゲットを女性首相候補に変更し、日本初の女性首相が誕生するまでの24時間を克明に描く。連続ドラマ「24 JAPAN」は、開局60周年記念番組として、同局と20世紀FOXがタッグを組み制作する。2020年10月から全24話を放送。

 ◇唐沢寿明さんのコメント

 「24」は何十回も見ていた作品。当時はジャック・バウアーの同僚で、哀愁漂うトニー・アルメイダが好きで、自分の携帯もCTUの内線電話の着信音にして、友達からの電話には「アルメイダ」と名乗って出ていたんですよ(笑い)。だから、日本版リメークの出演オファーを受けたときは「あの『24』をリメークするんだ! まさか自分が日本版ジャック・バウアーをやるとは……」と、ずいぶん驚きましたね。

 僕は過去にもリメークもので何回か主演を務めてきましたけど、リメーク作品をやると発表されるたびに、いつもさまざまな意見をいただきます。「白い巨塔」のときも「唐沢にできるわけないだろ!」って、最初は言われましたから(笑い)。今回は僕のキャリア史上、一番賛否両論あるんじゃない?(笑い)。でも、批判や意見は何をやっても付いて回るものですから、気にしていても仕方ない。オリジナル版が本当に面白いから、そのファンの方も当然たくさんいる。それだけの思いがあるのも当然のことだと思います。自分自身も本当に大好きな作品だから、思い入れも人一倍あります。

 こんなにも各登場人物が主人公に負けない存在感を出せる作品と巡り合えるチャンスもなかなかありませんし、出演者一丸となって、日本独自の色も出しながら、視聴者の方々が面白いと思える作品を本気で作りたいです。それには、撮影を乗り切るための準備が絶対的に必要。急にアクションシーンが来てもケガをしないよう、通常のトレーニングに加え、護身術を交ぜた結構ハードなトレーニングもして備えています。

 どの作品も毎回そうですけど、今回も俳優生命を懸けて取り組みます! 自分より下の世代の子たちが今後、海外作品のリメーク版にもバンバン挑戦できる環境を整えるためにも、先陣を切る役目は僕が買って出ますよ。とにかく、まずは「24 JAPAN」を見てください。そこでもし「日本人のみんなも頑張ってるね」と思っていただけたら、逆に応援してほしいんです。視聴者の皆さんとも一緒に「24 JAPAN」を作りたい――そう考えていますので、意見もどんどん出していただきたいと思います。

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