小松左京さんのSF小説「日本沈没」が原作のアニメ「日本沈没2020」で、上田麗奈さんが主人公で五輪を目指して陸上に打ち込む14歳の少女・武藤歩の声優を務めることが3月26日、分かった。村中知さんが、歩の弟でオンラインゲームで世界とつながる少年・剛、佐々木優子さんが歩の母で元水泳選手のマリ、てらそままさきさんが父・航一郎をそれぞれ演じる。
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アニメは「夜明け告げるルーのうた」「四畳半神話大系」「映像研には手を出すな!」などで知られる湯浅政明さんが監督を務める。東京タワーのような塔が折れ曲がり炎に包まれる様子を描いたカットも公開された。
上田さんは「とてもうれしかったのと同時に、ドッと緊張が押し寄せてきました。オーディションの時から、湯浅監督の中にしっかりとしたイメージが出来上がっているように感じましたし、オーディション用の原稿を読んだだけでも心をつかまれる感覚がありました。そんな作品に携われることがとても光栄であり、その分プレッシャーも……。ドキドキしながらも、とにかく全力でぶつかってみよう、と気持ちを整えていきました」と話している。
「日本沈没」は1973年に発表された小説で、累計発行部数が約470万部を誇るベストセラー。同年、公開された実写映画は配給収入が約28億2000万円を記録した。2006年には、草なぎ剛さん、柴咲コウさんが出演する実写映画が公開され、興行収入が53億4000万円を記録するなど大ヒットした。
アニメ「日本沈没2020」は、2020年、日本で突然、大地震が起こる。大混乱の中、東京都内に住むごく普通の家族、武藤家の歩と剛の姉弟らは東京からの脱出を始めるが、沈みゆく日本列島は、容赦なく武藤家の面々を追い詰める。極限状態で突きつけられる生と死、出会いと別れの選択などが描かれる。2020年に動画配信サービス「Netflix(ネットフリックス)」で配信。全10話。
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