演劇ユニット「TEAM NACS」のリーダーでタレントの森崎博之(48)が「北海道の食」の伝道者になる! 31日、札幌市内のホクレン本所で「ホクレンアンバサダー」に就任した。会見に臨んだ森崎は「北海道農業応援団長として全国に向けてPRできる。これからさらに北海道農業の魅力を道内外にお伝えすることができると期待に震えている」と力強く抱負を述べた。

会見冒頭から“森崎節”で沸かせた。登場するやいなや「(道内放送局の)HBCとHTBの2社しかいないという嫌な夢を見た」と報道陣を持ち前のトークで引きつけると、生まれ故郷・東川町の祖父母の田園で過ごした幼少期の話では「おやつはキュウリやトマトを丸かじりしていた。もぐ前のキュウリを、そのままで食いついていた」とエピソードを披露。笑いを交えたトークで終始、会場を和ませた。

就任会見後に行われたホクレン女子陸上部の新体制会見ではさっそくアンバサダーとしての初仕事。新型コロナウイルスの感染拡大で思うように練習できない部員に向けて「(状況が好転後)みなさんのファイト、汗、スタイルがきっと私たちを照らしてくれると思う。アンバサダーになった私と一緒で、背中に北海道、北海道の農業、北海道の新鮮な牛乳などを背負って走っていると思う。志を同じくして、その思いを応援してくださる人に届けてください」と激励。フォトセッションでは「笑顔で」「(自分の顔と比較して)小顔効果があるよ」とアドバイスし、選手たちの自然な笑顔を引き出していた。

森崎は大泉洋(46)らが所属する演劇ユニット「TEAM NACS」の一員。俳優活動がメインの他の4人とは違う独自の活動を展開。08年からは俳優やタレント業と並行して農業をテーマにした地元のテレビ番組に長く出演。ホクレンの広報紙「広報ほくれん」でも今年3月まで「熱血あぐり魂」のタイトルで10年以上コラムを担当するなど農業の魅力を発信してきた。ホクレンの内田和幸代表理事会長は「農業の素晴らしさや楽しさを理解して子どもたちを始め、多くの人に農業の魅力を伝えている」とアンバサダー就任理由を説明した。

森崎は今後、アンバサダーとして「農の未来」や「食の未来」の発信のために、テレビCMやウェブ動画をはじめ、各種イベントに出演していく。