俳優の志賀勝さんが3日午後8時14分、拡張型心筋症のため京都市内の病院で死去した。78歳だった。業務提携していた「ウォークオン」が4日、発表したもので、通夜は6日午後7時から、告別式は7日午前10時から、いずれも京都市右京区のセレマ天神川ホールで行われる。

「東映ピラニア軍団」の創立メンバーとして知られる志賀さんは、映画「仁義なき戦い」シリーズなどの出演のほか、フジテレビ系「欽ちゃんのドンとやってみよう!」にレギュラー出演してお茶の間でも人気者になった。

 ウォークオンの谷口仁則監督は公式ツイッターで「弊社で業務提携してました俳優、志賀勝が昨日逝きました」と報告し「仁義なきやビーバップ、松田優作さんとの数々の作品での台詞かアドリブかわからない独特の言い回しが大好きでした」としのんだ。

 また「野性爆弾くっきーと僕が好きすぎて志賀勝さんに仕事をオファーしたのが最初で、新大阪駅に黄色のスウェット上下で現れた志賀勝さん、くっきーと2人で『流石っすね!』って笑ったのは今後も忘れない良い思い出です」と振り返った。

 くっきーは「ビーバップハイスクールでガキのころ、強烈な印象を受けて以来、圧倒的にとりこになりました。芸人になり初めてお会いさせてもろた時も強烈にかっこいい漢(おとこ)でした」と印象を語り「天国にいてはるか地獄にいてはるかわかりませんが、僕が行くときは水筒に焼酎を入れてごあいさつにいかせてもらいます。そんときはまた芝居、歌の話を聞かせてください。めちゃくちゃすてきな漢 志賀勝様。おつかれさまでした」と志賀さんの死を惜しんだ。