新型コロナウイルスに感染した、元NHKアナウンサーでフリーアナの住吉美紀(47)がパーソナリティーを務めるTOKYO FM「Blue Ocean」(月~金曜、午前9時)は24日、ピンチヒッターとして出演を続けた元TBSの吉田明世アナウンサー(32)に代わり、27日から番組の初代パーソナリティーだった望月理恵(48)が出演すると発表した。

自宅から1週間、リモートで出演を続けた吉田アナは「今週の月曜日から金曜日まで5日間、お届けしてまいりました。最初、このお話を伺い、住吉さん…大丈夫なのか? 私1人で務まるか、すごく不安は大きかったんですけれども、リスナーの皆さんのメール、ツイッターに毎日、毎日、とても救われて励まされました。ラジオっていいなぁと実感することが出来ました」と感想を語った。

その上で「住吉さんがリスナーの皆さんに、本当に愛されているんだなということも、すごくよく分かりました。住吉さんも治療に専念していただき、また元気な声で…私も一リスナーとして聴かせていただける日を、とても楽しみに待ちたいなと思います」と、住吉アナの復帰を期待した。

吉田アナは、番組の最後に「皆さん、5日間本当にありがとうございました。来週ですが初代のパーソナリティーでもあります、望月理恵さんが住吉さんの留守を守ります」と報告した。望月は2008年(平20)10月1日に番組がスタートした際のパーソナリティーで、12年3月30日まで出演。同4月2日から住吉アナが2代目として引き継いだ。望月の休暇中の11年9月5日から5日間、住吉アナがピンチヒッターとして出演した経緯もある。吉田アナは「Blue Ocean」へのピンチヒッターと並行して出演していた、同局の「THE TRAD」(月~木曜午後3時)アシスタントに専念する。

住吉アナは、所属事務所が22日夜に新型コロナウイルスへの感染を報告した。16日の「Blue Ocean」の放送後に体調の異変を感じ、37度5分の熱があったという。その後も同レベルの熱が続き、18日に39度を超える高熱を発したため電話での問診後、19日早朝に都内の医療機関で受診。CT検査で肺炎と診断され、そのまま緊急入院してPCR検査を受けた。20日以降は連日40度まで上昇しているという。同番組は15日からリモート出演に切り替え、住吉アナ自身も新型コロナウイルスには人一倍に気を配り、用心していたという。

関係者によると、16年1月に結婚した一般男性の夫には症状はなく、自宅待機をしているという。同局は15日に40代の男性社員の感染を公表し、20日にも報道情報センターに所属する40代の女性社員の感染を公表していた。