新型コロナウイルスによるパンデミックの中、米俳優ブルース・ウィリス(65)が、20年前に離婚した女優デミ・ムーア(57)の家族と一緒に自主隔離を楽しんでいる様子がインスタグラムで公開され、大きな話題になった。その共同生活の理由を米CNNテレビが今週、明らかにした。

 そのインスタ写真とはブルースが元妻と肩を組み、次女スカウト(28)と三女タルーラ(26)、それぞれのボーイフレンドとお揃いのパジャマを着てポーズを取る一枚だ。アイダホ州サンバレーにあるデミの別荘のリビングルームで撮影された写真は今月上旬にアップされ、元夫婦の仲の良さが注目を集めた。

 それだけならほほ笑ましい話なのだが、考えてみると妙な話。よりによってこんな時期にブルースは、再婚したエマ・ヘミング(41)と幼い娘2人をロサンゼルスに残し、元妻と一緒にコロナ疎開をしているのはなぜなのか?

 そんな疑問について次女のスカウトが今週、ポッドキャスト番組に出演。別れた両親が一つ屋根の下で自主隔離をしている理由を明かした。

 スカウトによると、もともとブルースの家族は感染拡大が深刻なロスを離れ、デミの別荘で共同で自主隔離する計画だった。ところが出発直前になって、5歳になる下の娘が、公園に落ちていた注射器を見つけ、遊んでいるうちに誤って針を足に刺してけがを負ってしまったという。

 病院で感染の有無を調べる検査をしたところ、結果が出るまで数日かかることが分かったため、エマと2人の娘はアイダホ行きをあきらめ、ひと足先に出発したブルースだけがデミの別荘で避難生活を始めたというわけだ。

 同番組でスカウトは、物心がついたころにはすでに離婚していた両親について「都会のロスではなく、小さなこの町で子育てをすることを選んだ、90年代のオタク気質で愛すべき人たちよ」とコメント。この別荘で姉妹は幼少時代を過ごしたと話した。

 ブルースとデミは1987年に結婚し、2000年に離婚。その後、ブルースは09年にモデルで女優だったエマと再婚した。ちなみにエマは例のインスタ写真に「いいね!」をし、揃いのパジャマ姿に「みんなすてきよ」とコメントしている。