外出を自粛する「巣ごもり生活」の日が続いています。そんな窮屈な日常の中でも、遊び心や楽しみ、癒やしの時間は常に持っていたいものです。

前向きに、豊かな気分で毎日を過ごすため、日刊スポーツの芸能記者が、おうちで楽しめるエンタメライフを紹介します。えりすぐりの「この一本」をどうぞ。

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在宅ワークの運動不足解消に、ピンク・レディーの「フリツケ完全マスターDVD」(2巻、講談社)を踊りまくっています。

テレビでもさまざまな体操やストレッチを教えてくれますが、その時限りで忘れちゃうんですよね。その点、70年代後半の小学生女子は、ピンク・レディーの振り付けを体が覚えているという特性があります。メジャーな体操のような義務感がなく、全身運動で、何より楽しい。「ペッパー警部」から「カメレオン・アーミー」まで全10曲、メドレーで踊れば30分くらいはあっという間です。

ミーちゃん、ケイちゃんによるレッスンや、テレビで左右逆に覚えている人へのミラー機能もあります。振り付け難易度などが5段階表示され、特徴的で覚えやすいと思っていた「ペッパー警部」と「UFO」は実は難易度5。確かに、ペッパー警部の“股開きステップ”は何度やってもできません。カロリー消費度5は「カルメン’77」「渚のシンドバッド」「サウスポー」「カメレオン・アーミー」の4曲。上下運動やジャンプ、腕の回転などが多く、歌って踊る彼女たちの偉大さが身に染みます。

1人で踊ってもピンク・レディーは最高。小学生の時も今も、こうして元気をくれています。【梅田恵子】