歌手・氷川きよし(42)が、6月9日に自身初のポップスアルバム「Papillon(パピヨン)―ボヘミアン・ラプソディ―」を発売する。氷川本人が「kii」というペンネームで初めて作詞した楽曲も含まれているというから注目だ。

 今回のアルバムは昨年の夏ごろから構想を開始。「“生きる”ということ、命の尊さ」をテーマに、昨秋から今年2月までレコーディングが行われた。

 氷川のポップス楽曲といえば、年末の紅白歌合戦や日本レコード大賞などで歌唱した「限界突破×サバイバー」や、GReeeeN作詞作曲による「碧し」などがある。今回のアルバムにはそれらの楽曲に加え、昨年の「スペシャル・コンサート2019」で歌唱し、話題になった湯川れい子氏訳詞による、クイーンの名曲「ボヘミアン・ラプソディ」のカバーや新曲など全14曲を収録している。

 新曲の中には、いきものがかりの水野良樹作詞作曲の「おもひぞら」、上田正樹作曲で氷川本人が「kii」というペンネームで作詞した「Never give up」などがある。

 氷川は「人間にとって何が大事かということを考えさせてもらえる作品をいっぱい集めました。今まさに生きるということ、命の尊さを改めてこのアルバムで、私の歌で伝えていけたらと思っています。『令和』という時代に変わって2年目の2020年。演歌を20年歌って、いろいろな経験をさせていただいて、そこからまた、次のステップにいくため、自分の中でのスタートを切るアルバムになりました」とコメントしている。