麒麟がくる:新キャスト発表 今井翼が毛利新介役で出演

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」に毛利新介役で出演する今井翼さん (C)NHK
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NHK大河ドラマ「麒麟がくる」に毛利新介役で出演する今井翼さん (C)NHK

 俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の新キャストが5月18日、発表された。今井翼さんが毛利新介役、金子ノブアキさんが佐久間右衛門尉信盛役、榎木孝明さんが山崎吉家役で出演する。

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 今井さん演じる毛利新介は織田信長の家臣。信長の馬廻(うままわり)として仕え、桶狭間では服部一忠とともに、今川義元に肉薄し、首級をあげた。大河ドラマには今回で3回目の出演となる今井さんは、「今川義元にとって重要な回に出演できたこと、心から感謝しております。今川義元を討ち取るという要の役を演じるにあたり、毛利新介の出世欲、強い執念を目的に演じさせていただきました。身に余る演出をつけていただき、胸が高鳴る時間を過ごさせていただきました。壮大な桶狭間の戦いのシーンにぜひともご注目ください」と話している。

 金子さん演じる佐久間右衛門尉信盛は織田家宿老。信秀、信長に仕え、近江六角氏の征討などに従軍し、軍功をあげた。天正8(1580)年に信長によって高野山に追放される。また榎木さん演じる山崎吉家は越前・朝倉家の家臣で、朝倉家の重鎮である朝倉宗滴とともに活躍した。宗滴死後、信長との戦いが始まると、主に外交で重要な役割を果たす……という役どころだ。

 制作統括の落合将チーフプロデューサー(CP)は、新キャストについて 「中中盤最大の見どころ、『桶狭間の戦い』で登場する、宿敵・今川義元を討つ毛利新介に今井翼さん。同じく織田家古くからの家臣・佐久間信盛に金子ノブアキさん。お二方ともさすがの貫録で麒麟版『桶狭間』を盛り上げてくれます! また、越前編後半で、円熟した演技で朝倉義景役ユースケ・サンタマリアさんの側近・山崎吉家を演じていただく大ベテラン・榎木孝明さん。山崎はまた、揺れる朝倉家内部で、光秀の将来にも大きく関わる決断をしていきます。視聴者のみなさまには楽しみにしていただければ幸いです!」とコメントを寄せた。

 「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。若いころ、下克上の代名詞・美濃の斎藤道三を主君として勇猛果敢に戦場を駆け抜けると、その教えを胸に、やがて織田信長のもとで、多くの群雄と天下を巡って争う智将・明智光秀が主人公。ドラマでは謎めいた光秀の前半生に光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く、エネルギッシュな群像劇となっている。

 5月17日の第18回「越前へ」から新章となる「越前編」がスタート。また、6月7日の第21回をもって一時放送休止となることが発表されている。

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