今年で第32回の「フジテレビヤングシナリオ大賞」が「放送人グランプリ2020」を受賞したことが18日、同局から発表された。

第1回から「東京ラブストーリー」の坂元裕二氏、「101回目のプロポーズ」の野島伸司氏、「大切なことはすべて君が教えてくれた」の安達奈緒子氏、「逃げるは恥だが役に立つ」の野木亜紀子氏など、数多くの人気脚本家を輩出、その後の育成の功績が評価された。

87年に創設された「フジテレビヤングシナリオ大賞」は、テレビドラマで活躍する若手脚本家を募集、育成するためのシナリオを公募。昨年の応募総数は1733編で、大賞受賞作品はフジテレビでドラマ化、放送される。

「放送人グランプリ」はNHK、民放、プロダクションなどの枠を超えて番組制作に携わり、放送メディア及び放送文化に強い関心を持つ人々が個人として参加する一般社団法人「放送人の会」が主催。今年で19回目の開催。

フジテレビの牧野正第一制作室長は「『フジテレビヤングシナリオ大賞』の取り組みを評価していただき大変感謝申し上げます。『ヤングシナリオ大賞』は、作品を選んで終わりでなく、一緒に作り、キャリアを積み重ね、脚本家として一本立ちできるようにサポートする。そして、その結果我々のソフト力も増す、ということを目指し取り組んで参りました。実際に『ヤングシナリオ大賞』からたくさんの脚本家の方々が輩出され、数々のヒットドラマが生まれています。また多くの方々が多方面で活躍されていることも評価していただいた点かと思います。才能豊かな人材を発掘するために、これからもこの取り組みを続けていきたいと思っております」とコメントを発表した。