新型コロナウイルスの感染拡大による「緊急事態宣言」が、全47都道府県で解除されたことで、感染者が唯一確認されていない岩手県出身の歌手新沼謙治(64)が25日までに、日刊スポーツの取材に岩手の県民性などを語った。

「岩手県民はみんな、言われたことを守る人間が多い。『外に出るな』『首都圏に行くな』と言われれば、しっかりとそれを守る県民性がある。さらに言えば、それぞれが地元意識が強く、こういった環境では地元から外には出ない。だから、もともと土地の広さのわりに人が少ない、人口密度も低さもあって、感染しにくい状況を作れたのではないかと思う」と説明。最後は「ここまで来たら、岩手県民、みんなで一致団結して、コロナゼロ更新を貫いていってほしい」と故郷にエールを送った。