里崎氏ら球界OBが制球力に驚かされた投手を選出 5人のうち4人が同じ名前に

桧山を空振り三振に抑える豊田(2005年)
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 西武や巨人などで活躍した豊田清氏(現西武投手コーチ)が、10日に放送されたNHK BS1「プロ野球伝説のプレー レジェンドたちが驚いた究極ヒーロー」で出演者から“驚いた投手”の一人として選出された。

 番組にはプロ野球で活躍した高橋尚成氏、建山義紀氏、里崎智也氏、宮本慎也氏、和田一浩氏が出演。対戦相手、チームメートで驚かされた選手やプレーについて語った。

 豊田氏は制球力の観点で、5人のうち4人から名前が挙がった。捕手として球を受けた和田氏は「注文が厳しく、アウトコースでストライクを取る時はぎりぎりに構え、見せる時はボール一個分(を外して)ミットを構えないと怒られる。感覚的に投げられる」と振り返った。

 西武時代の02年は守護神として38セーブを挙げ、防御率は驚異の0・78。与四球率0・47と抜群の制球力を誇っていた。打者として対戦した里崎氏は「カーブもスライダーもフォークもストレートも、インコース、アウトコース全部投げ分けられるから絞れない。1イニング限定だから打てるわけない」とお手上げだった様子。建山氏は「豊田さんでも3-1にすることがあったが、そこからコース、高さを狙って、そこにおさまっていた」と語っていた。

 また、高橋氏だけは元同僚の上原浩治氏の名前を挙げ、「フォークのコントロールが良かった。いろいろなところに落とすことができた」と振り返っていた。

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