17日放送のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」は、自転車の「あおり運転」問題を特集。同局の玉川徹氏は抑止力として「自転車にもナンバープレート」と提言した。

 自転車は軽車両に分類されるが“グレーゾーン”として野放し状態だった。しかし、改正道交法施行令により30日から厳罰化される。番組では「あおり」「接近」「追い越し」「信号無視」「蛇行運転」「不要なベル」「酒酔い」など危険行為を紹介。ドライブレコーダーに写った「割り込み、横切り、蛇行する自転車」の映像を放送した。

 新型コロナウイルス感染拡大など、自転車通勤も増えたこともあり“無謀運転”が目立ってきたようだ。改正道交法施行令により危険運転は摘発対象となり、14歳以上の場合、3年間で2回摘発されると安全講習の受講が義務付けられる(受講しないと罰金5万円)。

 コロナ禍で車の運転をほとんどしなくなったという玉川氏は、車道や歩道をぶっ飛ばす自転車にヒヤリとさせられた経験があると強調。ドライブレコーダーの映像を見て「これでは誰なのかが分からない」と指摘する。自動車、バイクはナンバープレートがあることから所有者がハッキリしている。玉川氏は「自転車に登録番号があるが見えるものではない。ナンバープレートを付ければ、(危険運転が)ドライブレコーダーやスマホで撮られる。車のあおり運転のように抑止力になる」と力を込めた。