振付師のラッキィ池田氏(60)が、“アマビエたいそう”で打倒コロナを誓った!

池田氏といえば、2014年にNHK紅白歌合戦でも披露された「ようかい体操第一」など独創的な振り付けで、数々のヒット曲を支えてきた振り付け界の第一人者。そんな池田氏でも、自粛中は「ほとんど仕事がなかった」という。

 吉本興業の養成所・吉本総合芸能学院(NSC)では講師を務めていたが、その仕事も自粛期間中はストップとなった。テレビの仕事も完全になくなってしまい“プー太郎”状態になる厳しいものだったという。

 そんな中、池田氏がひらめいたのが「アマビエたいそう」だ。次々にヒット曲の振り付けを考案し続ける池田氏は、これまでも「ようかい体操第一」だけでなく「プロレス体操」なども考案。プロレス団体「DDT」のリングに振付仮面として登場し、会場などでプロレス体操を披露していた。

 だが、新型コロナの感染拡大により、世界が一転。池田氏は「自粛中に自分に何ができるのかと思い、運動不足になっている人たちが子供たちと一緒に楽しめるようにと作った」。こうして、跳びはねたり体をクネクネさせたり、多彩な動きが特徴の「アマビエたいそう」が完成した。

 アマビエとは日本古来の妖怪で、五穀豊穣と疫病退散をもたらすといわれている。今回のコロナ禍で注目を集め、全国でアマビエブームが起こったが、池田氏は「コロナは私たちの弱いところを突いてくるけど、絶対に負けない。アマビエさんの力も借りて必ず打ち勝つ!」と宣言した。