レイズの筒香嘉智外野手(28)が開幕戦で1番打者として起用される可能性が出てきた。キャッシュ監督が17日(日本時間18日)のビデオ会見で示唆した。レイズは先頭打者のオースティン・メドーズ外野手(25)が新型コロナウイルスに感染していることが前日に判明していた。

 キャッシュ監督は「我々は打順に関していろいろな選択肢を持っている。我々に典型的な1番打者はいないが、昨年のオースティン(メドーズ)と同様に右投手が相手ならジーマン(チョイ)やヨシ(筒香)を候補に挙げられる」と語った。

 これに対して筒香は「日本でも打ったことがありますし、監督に言われたところで全力でプレーするだけです」と不安はない。1番起用となれば、初めての投手と最初に対戦することになる。投球をじっくり見ていくのか、それとも積極的に打っていくのか。

「そこは監督はじめコーチが何を求めているのか、もちろん話があるでしょう。なければどうするか質問しなきゃいけないと思いますし、その中で求められていることをしっかり発揮できるように何番だろうといい準備して試合に入るだけだと思います」と監督の後に行われたビデオ会見で語った。

 筒香は春季キャンプで苦労し、夏季キャンプの紅白戦でもなかなか結果を出せていない。この日の実戦形式は1打数無安打、1四球1三振だった。「僕の中ではこの3か月でいろんなものがつながってきているというのはあります。体調はすごくいいので、残りあと何打席かでしっかり準備完了して開幕戦を迎えられたらと思います」と24日(同25日)に迫ったブルージェイズとの開幕戦へ照準を合わせた。