ロシア1部ロストフに移籍する日本代表MF橋本拳人(26=FC東京)が19日にウェブ上で取材に応じ、背番号18への熱い思いを明かした。

 橋本はクラブのレジェンドである石川直宏クラブコミュニケーター(CC=39)が15年間背負った背番号18を2018年から譲り受けた。

「18番を背負ったことも自分にプレッシャーを与え、メンタリティーでもこの2、3年すごく伸びた」と自身の成長につながったと感じている。ただ3シーズン目の半ばで移籍することになり「このチームに骨をうずめる、このチームの象徴になるんだという思いでつけさせてもらったので、短い期間で18番を脱ぐというのはファン、サポーター、ナオさんに対しても申し訳ない」と〝謝罪〟した。

 ただ前任の石川CCからは「昨日ナオさんに花束をもらう時に『18番空けておいてください』と言ったけど『そんなこと言ってんじゃねえ、向こうで活躍できえねぞ』と。戻って来ることを考えずに向こうで活躍しなきゃいけないと思った」とゲキを飛ばされ、改めて欧州で成功する思いを強くしたという。

 それだけこだわりのある18番だけに新天地でも要求。「18番をお願いしますと早々に言ったけど、今つけている選手がいるので待ってくれと言われている。18番はつけたい。交渉中で、もしかしたらつけさせてもらえるかもしれない」。愛着のある背番号をゲットして幸先の良いスタートを切ることができるか。