スターダストレビュー(スタレビ)が40周年記念アルバム「年中模索」を22日、発売する。

リーダーでボーカルの根本要(63)のインタビュー取材をした。

ハスキーボイスにパワフルなボーカルが特徴的だが、実際に対面した根本は細身で小柄だった。あの身体から、なぜあんなパワフルな声を出せるのだろうかと、不思議に思うほどきゃしゃに見えた。

デビューアルバムを聞き、ウルトラテクニック集団の演奏に当時、「なんだこのバンドは!?」と衝撃を受けたことを覚えている。「夢伝説」がCMソングに起用され一躍有名になったが、その後、自分がもっと激しくうるさい音楽へと興味が移り、スタレビから遠ざかってしまった。

それから多くの月日が流れたある日、「木蓮の涙」のアコースティックバージョンのライブ映像を見たとき、涙が止まらなかった。それ以来、同曲をカラオケの十八番の1曲にしている(笑い)。

そんないきさつもあって、このインタビューは個人的にも楽しみだった。取材時間は撮影込みの1時間弱。あれもこれも聞きたい。そう思っていたが、気が付くとあっという間に時間が過ぎていた。「40年たってもやりたいことばかり。こういうプロモーションも言いたいことがたくさんあって、楽しみなんです」と話す笑顔が印象的だった。

記事は20日発売の本紙で掲載するが、限りある紙面では、アルバムやバンドについての“こだわり”を抽出するしか出来なかった。しかし、日刊スポーツコムではインタビュー内容を網羅した記事を掲載しているので、ぜひそちらも読んで欲しい。