J1第7節が各地で行われ、首位を走る川崎は、湘南に3―1で逆転勝ちを収め、連勝を6に伸ばした。

 川崎は前半から果敢にゴールに迫るも、湘南のGK谷晃生(19)のファインセーブに阻まれるなどして、無得点。逆に後半12分、湘南のノルウェー代表FWタリク(32)にアクロバチックなボレーシュートを決められ、先制点を許す苦しい展開を強いられた。

 しかし、川崎は慌てなかった。MF大島僚太(27)とMF三笘薫(23)を投入し、すぐさま反撃に出た。16分に華麗なカウンター攻撃を仕掛けると、DF登里享平(29)が湘南DFの裏を突くボールを蹴り、きっちりと大島が反応。右サイドを走るDF山根視来(26)にラストパスを送ると、冷静にゴールへ流し込み、すぐさま同点に追いついた。

 33分には湘南守備陣のミスにつけこんだ三苫がボールを奪うと、一気にドリブルでペナルティーエリア内に侵入。豪快に右足を振り抜き、ゴール左隅へ突き刺して逆転に成功した。さらに、43分に三苫と同じく途中出場のMF田中碧(21)がダメ押しの3点目となるゴールを決め、終わってみれば3得点で快勝。がっちりと首位の座をキープした。