2012年に急死した歌手ホイットニー・ヒューストンさんの伝記映画「アイ・ワナ・ダンス・ウィズ・サムバディ」が、没後10周年となる2022年に全米公開されることが明らかになった。

ソニー・ピクチャーズ傘下のトライスター・ピクチャーズが配給権を獲得したと芸能情報サイト、デッドラインなどが報じた。

大ヒット映画「ボヘミアン・ラプソディ」(18年)などアカデミー賞にノミネートされた伝記映画を多数手がける脚本家アンソニー・マッカーテン氏が脚本を担当し、「エブリシング」(17年)で知られるステラ・メギー監督がメガホンを取るという。

俳優ケビン・コスナーと共演した映画「ボディガード」(92年)でヒロインを務め、主題歌が大ヒットして人気絶頂だったヒューストンさんは、歌手ボビー・ブラウンと結婚して長女を授かるも、2000年代には薬物依存や夫からのDVなど私生活のトラブルが相次ぎ、グラミー賞授賞式前夜に宿泊先のホテルで48歳の若さで亡くなった。

そんなヒューストンさんの波瀾(はらん)万丈半生が描かれることになる。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)