俳優・三浦春馬さん(享年30)が出演するドラマ「太陽の子」(NHK総合など)が予定通り、〝ノー編集〟で放送される。

 終戦記念日の8月15日に放送される第二次世界大戦下の日本の科学者の物語。研究に没頭する主人公の学生・石村修役を柳楽優弥(30)が、弟の裕之を三浦さんが演じた。

「三浦さんの鬼気迫る演技が話題となっていますが、衝撃的なのは劇中で〝入水自殺〟のシーンがあること。未遂には終わりますが、何かとシンクロする部分も多く、ネット上では『見る前には心の準備が必要』との意見も散見されます」とはテレビ関係者。

 三浦さんの死をめぐっては、一部週刊誌で自宅に遺されていた日記帳に、石村裕之の生涯と自身を重ね「散ることを見据えて残された日々をどう過ごすべきか」などと書かれていたと報じられている。また家族との金銭トラブルなど極めてデリケートな部分も報じられ、三浦さんの笑顔の裏に隠された苦悩がイメージしやすい状況にある。

 同作はNHKの8Kドラマではすでに複数回放送されているが、視聴者数が圧倒的に違うNHK総合で放送されるのは初。一定のハレーションも予想されるが、NHKの広報担当者は本紙取材に「現時点で変更予定はありません」とコメントした。

 8Kドラマの番組ページには「三浦春馬さんは、7月18日にご逝去されました。三浦春馬さんは、役作りのために髪を刈り上げて撮影に臨み、戦時下という困難な時代にどう生きるか葛藤する若者を見事に演じてくださいました。謹んでお悔やみ申し上げます」と追悼メッセージが掲載されている。