ビートたけし(73)が15日、TBS系「新・情報7DAYS ニュースキャスター」(土曜午後10時)で、10日に肺炎のため亡くなった俳優渡哲也さん(享年78)との思い出を振り返った。北野武名義で監督した映画「BROTHER」(01年)に出演した時の渡さんについて、たけしは「やっぱり貫禄あったね」と話した。

また、後輩と飲食店で遭遇したら支払いを済ませて先に帰るという気遣いは、渡さんにしてもらったことだといい、エピソードを披露。ある時、飲食店で、ラグビー元日本代表の松尾雄治氏の誕生日を祝っていた時、渡さんたちが同じ店に入って来たという。たけしは「『松尾の誕生日なんです』と言ったら、渡さんは『そうですか』と言って帰って行った。俺らも帰ろうかとなったら、店のおやじが、飲み代は全部渡さんが払ってくれました、と。誕生日おめでとうと書いてある花まで届けてくれた。なにげなくやってくれた。かっこいいなあ、と思いました。頭が上がらなかったですね」と話した。