笑いの殿堂、大阪・なんばグランド花月(NGK)で、「大阪府民! 大大大感謝祭 おみやキャンペーン!」(9月18日まで)が開催されている。PRキャラクターを務める吉本新喜劇座長すっちー(48)は「この機会に劇場で生のお笑いを見てほしい」と呼びかけた。

すっちーは、同キャンペーンを「内容がすばらしい。まさか自分がキャラクターになるとは思ってなかったけど、すごくいいこと」とアピール。新型コロナウイルスの影響で旅行や帰省もままならない状況となったが、その中でも、NGKに来場した観客に感謝の気持ちを表すもの。9月18日までの平日の本公演で、大阪在住、もしくは大阪に通勤、通学をしている人を対象に、総額2000円相当の土産を渡す。

その中身は、吉本芸人のグッズやお菓子もしくは大阪土産の詰め合わせと、NGK1階にオープンしたたこ焼き店「吉たこ」の引換券のセット。詰め合わせはグッズか大阪土産のどちらか好きな方を選べる。

PRキャラクターとして、すっちーの願いは「劇場で生のお笑いを」。新型コロナウイルスの影響で新喜劇も約4カ月、中止に。その期間はリモート配信などもあったが「やっぱり生で見る笑いのよさを考えたとき、一緒に見るっていうことやと思う。同じ空間で同じものを見て笑うってすごく大事」と語った。

劇場で笑いを共有することで、「一緒に笑うって、めちゃめちゃ気持ちいいと思うんで、この機会にぜひ劇場に来てほしい」と呼びかけた。

新喜劇の魅力も「人が集まってひとつのものを見て、一緒に笑うこと」と考える。その中でも「家族で一緒に笑えることが新喜劇のよさ」と語る。若手からベテランまでが出演する新喜劇。観客もさまざまな年代の人が楽しめる。「1本の話の中で、ひとつの家族が誰も退屈せずに、全員でおもしろかったと言ってもらえる。そこがすごい」と力説。笑いの共有の楽しさを何度も繰り返した。

特典のグッズを通じて「お笑い好きの友達が増えていく」ともPR。芸人のグッズを持っていることで、お笑いファンの輪が広がると考えている。「『お笑い好きなんですか? 私も好きです。今度一緒に見に行きません?』ってなったらありがたいな」と期待を寄せた。【星名希実】