大阪府は25日、上方演芸の発展に功績を挙げた演芸人をたたえる「第23回上方演芸の殿堂入り」に、昨年2月に老衰のため93歳で亡くなった笑福亭松之助さんと、漫才コンビ「Wヤング」が選ばれたと発表した。

府立上方演芸資料館(ワッハ上方)では、96年度から、上方演芸の発展と振興に大きな役割を果たし、広く府民に親しまれ、後進の目標となる演芸人を「上方演芸の殿堂入り」名人として選考し、表彰している。

松之助さんは明石家さんまの師匠。戦後の上方落語を復興させた四天王の1人である故6代目笑福亭松鶴さんの弟弟子。

Wヤングは19年11月に78歳で亡くなった平川幸男さんが故中田治雄さんと結成。その後は、佐藤武志とコンビを組み、2代にわたって「Wヤング」として活躍した。

表彰式は9月14日に、大阪市中央区のワッハ上方で行われる。