高橋由美子(46)主演の舞台「時子さんのトキ」(21日まで)が11日、東京・よみうり大手町ホールで幕を開けた。高橋は息子によく似た路上シンガーの男に多額の金を貸して心の隙間を埋めてもらっている時子役で、ある男の登場で時子の人生が大きく狂っていく。

高橋は「コロナが世界中で猛威をふるう情勢の中、こうしてお芝居の幕を開けさせていただけることに心から感謝します。今、私にできることは駆け抜けることだけ」と話せば、共演の鈴木拡樹は「ご来場の皆様と特別な時間を過ごせることをうれしく思います」、矢部太郎も「マスクあり、フェースシードルあり、ケータリングなしといった状況で稽古をしまして、細心の注意を払いつつ上演します」とコメントを寄せた。