歌舞伎役者の市川海老蔵(42)が17日、オンラインで行われた体験型商業施設「羽田出島」(東京都大田区)の発表会に登場した。

 同施設は、羽田空港に近くにある複合施設「羽田イノベーションシティ」内に19日、開業する。海老蔵はそのアドバイザーを務めている。

 最先端技術を導入した施設の発表会だったが、開会直後にマイクが声をなかなか拾わない〝アナログ〟なマイクトラブルが発生。海老蔵は「すごい次元から(発表会が)始まる。アッハッハ!」と笑い、「始まる前に、始まらない」とチクリとやった。

 なおも舌鋒は鋭い。コロナ禍で外出が難しくなり、本業の歌舞伎でも客が劇場に足を運びづらい現状を踏まえ、同施設について注文をつけた。

「(羽田空港と)隣接しているわけでもない。アクセスの仕方はもうちょっと(関係者間で)コミュニケーションを取って(対応して)いかないと」。この指摘に関係者は神妙に耳を傾けていた。

 同施設は今春の本格開業を予定していたが、コロナ禍で先延ばしされ、今月から本格開業となった。