J1名古屋のU―19日本代表DF成瀬竣平(19)が17日、オンライン取材に応じ、U―19日本代表合宿で指導者デビューを果たした内田篤人氏(32)から受けた〝サイドバックの極意〟を明かした。

 成瀬は14日から3日間行われたU―19日本代表合宿に参加していたが、そこで8月に現役引退したばかりの内田氏が「ロールモデルコーチ」として、選手たちに積極的に指導を実施した。

 特に成瀬は内田氏の現役時代と同じ右サイドバックのポジションだけに、「一番は内田さんがいたので、同じポジションとしていろいろ聞けたのはよかった」と、最高の教本となった様子。

 細かなアドバイスもあったようで「パスのところで、自分は優先順位として、試合になると手前から探してしまう時がある。内田さんから言われたのは『一番(遠い)逆サイドのサイドハーフの選手から見て、逆サイドに蹴るくらいの気持ちで見ていれば、手前はだいたいで見える』と言われたので、そこはすごく意識して練習した」と、さっそく〝弱点〟を修正できたという。

 そのうえで、今後は「守った中で、自分のサイドバックの位置からどういった攻撃へのかかわり方をしていくのかが、すごく大事になってくる。攻撃的なところで最後まで絡み続けることが、チームの勝利のカギになると思うので、大事にしていきたい」と、内田氏のような攻撃的なサイドバックを目指すつもりだ。

 さっそく選手に響くアドバイスを施して、有望株の成長をアシストした内田氏。指導者の適性は間違いなく高そうだ。