米人気ロックバンド、ボン・ジョヴィが2日、新型コロナウイルスによるパンデミックや人種差別、警察官による暴力など現社会が抱える問題を題材にした楽曲を含む新アルバムをリリースした。

通算15枚目のスタジオアルバムとなる「ボン・ジョヴィ2020」は5月に発売予定だったが、新たに医療現場で奮闘する人々を称賛する曲と白人警察官に殺害された黒人男性ジョージ・フロイドさんをテーマにした2曲を追加してリリースを延期することを発表していた。

ボーカルのジョン・ボン・ジョヴィは、インタビューで感染が拡大するニューヨークを脱出してニュージャージー州で妻と4人の子供たちと数カ月にわたって隔離生活を送っていたことを明かしている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)