シンガー・ソングライター秦基博(39)が、NHK連続テレビ小説「おちょやん」(11月30日開始)の主題歌を担当することが5日、発表された。書きおろしの新曲「泣き笑いのエピソード」(発売など詳細未定)で、朝ドラを盛り上げる。

同曲は、「おちょやん」の物語をもとに書き下ろしされた1曲で、毎日を一生懸命に生きる、杉咲花演じる主人公・千代のひたむきな姿を思い描かれた楽曲という。初の朝ドラ主題歌を担当する秦は「『おちょやん』の主題歌を担当させていただけることになり、本当にうれしく思っています」と喜びのコメント。

また同曲について「脚本を読ませていただいた中で、主人公・千代の、どんな苦境の中にあってもめげないその心、そして、自分の身にふりかかる不幸や悲しみを糧にして、それらを『笑顔』に変えていく力強さ、明るさ。その部分に1番感銘を受けて、『泣き笑いのエピソード』という曲を書きました。悲喜こもごも巻き起こる『おちょやん』の毎日に、少しでも色を添えられればと思います。そして、このドラマを観てくださる皆さんの一日の始まりにそっと寄り添うような歌になれば幸いです。『おちょやん』の物語が僕もとても楽しみです!」と話している。

またヒロイン役の杉咲も「物語の中で苦しいことや悔しいことをたくさん経験する千代ですが、それでもへこたれずに前を向いて進んでいく背中をこの曲にそっと見守ってもらっているようで、胸が熱くなりました。秦さんの優しい歌声と温かい歌詞に包まれて、これから毎日、ドラマと、ひとりひとりの1日が始まること、とても心強いものになるのではないかと感じています。歌詞にもありますが、私はこの曲を聴けるからこそ、どんな今日も愛せるはずだ! と思いました」と絶賛している。