首位ソフトバンクと2位ロッテの勝率1厘差の攻防戦(ペイペイ)は10日、ホークス打線が前夜の雪辱とばかりに早々に襲いかかった。
 
 2回だ。一死から5番に入った川島が左前打でチャンスメークすると、松田宣が三塁線を破る適時二塁打で先制。同級生コンビの連打で幸先よく貴重な先取点を奪うと、続く栗原が本拠地のボルテージをさらに上げた。

 初球の内角高め145キロ真っすぐを右翼席へ14号2ラン。「先制した後のチャンスだったので積極的に打ちにいった」という結果が、最高の形となった。

 前回対戦では3回途中KOに追い込んだ相手先発・中村稔を、今回は2回までに攻略。前夜は昨年から苦戦する鹿児島出身右腕の二木に7連敗を喫したが、長崎出身左腕は2回連続で早期KOに追い込んだ。