新日本プロレス最高峰のリーグ戦「G1クライマックス」10日大阪大会のAブロック公式戦で、ウィル・オスプレイ(27)がタイチ(40)を下し、2敗をキープした。

 サスケスペシャルをはじめとした空中殺法で試合の主導権を握ったが、ファイヤーバードスプラッシュをヒザで迎撃されて形勢逆転を許す。後頭部へのアックスボンバーからタイチ式ラストライド、さらにオスカッターにはカウンターのトラースキックを合わせられてしまう。

 それでもブラックメフィストを回避すると、オスカッターを決めて形勢逆転に成功。ヒドゥン・ブレイド(後頭部へのランニング式バックエルボー)からストームブレイカー(変型ネックブリーカー)をさく裂させて3カウントを奪った。

 首位タイの座を守り「この〝ビリー・ゴート〟がG1を制覇するぞ。今はブリティッシュヘビーのベルトしか巻いていないけど、俺は間違いなく世界最高のレスラーだぞ」と豪語。次戦(13日、浜松)のジェフ・コブ(38)との公式戦に向け「俺は別次元なんだ。お前を完璧に破壊してやる」と自信をのぞかせていた。

 そのコブ(38)はこの日の公式戦で石井智宏(44)をツアー・オブ・ジ・アイランドで粉砕しリーグ戦3勝目。だがオスプレイが同じく2敗のオカダ・カズチカ(32)との公式戦(16日、両国)を残しているため、すでに4敗を喫しているコブと石井はともに敗退が決定した。