作曲家・筒美京平さん(享年80)の訃報から一夜明けた13日、作詞家の松本隆氏(71)がツイッターで追悼した。

太田裕美「木綿のハンカチーフ」や桑名正博「セクシャルバイオレットNo.1」、近藤真彦「スニーカーぶる~す」など筒美さんとのタッグで数々の名曲を生み出してきた。12日はラジオの収録を行っており、太田からのメールで訃報を知ったという。「瞬間、涙の洪水になりそうな心を抑えて、平常心を保ちながらラジオを終わらせた」と心境を明かしつつ「作詞家になった瞬間、目の前に筒美京平は立っていて、先輩と後輩であり、兄と弟であり、ピッチャーとキャッチャーであり、そして別れなければならない日が来ると、右半身と左半身に裂かれるようだ。いつかぼくも音符の船に乗り、天の園に舞い上がる日が来る。少しの間、待ってて。そうしたら笑顔で、喜んだり怒られたり哀しんだり楽しく語り合おうね」と悼んだ。

また「なんてったってアイドル」など筒美さんの作品を歌った小泉今日子(54)もツイッターで「歌を聴くこと、歌を唄うことは楽しいことで、心を豊かにすることだと、出会う前からずっと教えていただいたのだと思う」とつづった。