お笑いコンビ、次長課長の河本準一(45)が16日、都内で「WFPチャリティーエッセーコンテスト2020」表彰式に女優竹下景子(67)らと出席し、審査員を務めた。WFPは、飢餓と貧困をなくすことを使命にする国連唯一の食料支援機関。

本コンテストは「みつけた!わたしの元気ごはん」をテーマに、小4から大人まで幅広い世代を対象に作品を募集。応募総数は過去最多の2万2905作品となった。

中学生・高校生部門を選考した河本は「母の元気弁当」を選んだ理由について、「母子家庭」という家庭環境が同じであったことをあげた。中学1年生の頃にいじめを受けていたといい「死にたいと思ったこともある」と告白。学校に行きたくないと思ったとき、環境を変えるべきだと考え、138センチと小柄ながら未経験のバレーボール部に入ったという。「環境を変えると自分の新しい世界が見えてくる。彼も同じように、自分で何とかしようとして母親の努力を見て自分で学校に行こうと決意し、走りだしたのでは」と当時の自分と重ね合わせた。

続けて「自分の中学1年生の頃と似ている部分もあってグッとくるものがありました」と感慨深く話した。

竹下は表彰式を終えた後で「この厳しい時期にこんなに参加をしてくださったことに感激しております。自分のことを素直につづっていて、感動する作品が多かった」とコメントした。