ジャニーズグループ「嵐」の二宮和也(37)の主演映画「浅田家!」(公開中、中野量太監督)がポーランドで開催されていた「ワルシャワ国際映画祭」で「最優秀アジア映画賞(NETPAC賞)」を獲得。二宮が喜びのコメントを寄せた。

 二宮は「まずは監督、受賞おめでとうございます! 朝起きて『最優秀アジア賞を受賞しました』という知らせが深夜に来ていたことを知り、大変驚きました。人から人へ気持ちが伝わったことがうれしいです。それだけでもうれしいです」と喜び、こう続けた。

「最初から賞を目的として、作品に参加したわけではありませんが、こういった映画祭があるからこそ、世界の人に見ていただく機会があり、世界中にある〝家族というものの一つの形〟を感じていただくことができたのかなと思います」

 コロナ禍で大きなダメージを受けた映画館にも少しずつ観客が戻りつつある。

 その中で二宮は「賞をいただけたことはもちろん光栄ですが、映画を見た皆さんの感想で、たくさんの方が久しぶりに映画館に行ったきっかけが『浅田家!』だと言ってくれているのを知り、すごくうれしかったです。いろいろな価値観の人が集まって一つのスクリーンで同じものを共有できる映画館という場所に人が戻ってきて、お客さんが『よかった』と言ってくれる作品を作れたことが何より素晴らしいと思います」と誇った。

 同映画祭での同賞受賞は邦画では「浅田家!」が初。同映画祭での邦画作品の受賞は2007年「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」(吉田大八監督)のフリースピリットコンペティション部門大賞受賞以来となる。