声優の鈴木愛奈(25)、大森日雅(26)らが28日、都内で行われた「アニメ『邪神ちゃんドロップキック』3期キックオフ発表会」に出席した。

 同アニメは、ユキヲの「COMIC メテオ」で連載中の同名漫画が原作で、人間界に召喚された魔界の悪魔・邪神ちゃんと、ブラックな心を持つ女子大生のちょっぴり危険な同居を描く。

 従来のアニメ制作ビジネスと異なり、クラウドファンディングやふるさと納税を利用し、制作費を集める手法が話題に。アニメ2期制作では、邪神ちゃん役の鈴木愛奈が北海道の千歳市出身であることから、千歳市がPRのためにふるさと納税で2000万円を募集、その目標を大きく上回る寄付金額(1億8438万円)を達成。ふるさと納税の一部を利用し、テレビ未放映のスペシャルエピソード「千歳編」を制作・放映した。

 2022年放送予定のアニメ3期では、コラボ自治体が北海道・帯広市、釧路市、富良野市、長崎・南島原市の4市に増え、市長らが会見に参加。4自治体が同時にふるさと納税を制作費にあてTVアニメを制作する。

 この日、制作が決まった第3期のタイトルは「邪神ちゃんドロップキックX(エックス)」(22年放送)となることが発表されると、鈴木は「すてきなタイトルをありがとうございます!」と声を弾ませた。

 前回と同じくクラウドファンディングを実施。開始から約33時間で目標金額2000万円を突破し、第3期制作が決定した。鈴木は「決まった時はめちゃめちゃうれしい気持ちがあって、驚いた。たくさんの人に愛されている作品だと実感しました」と話した。

 イベントには、公式リポーターの長谷川玲奈(19)も出席した。