石田彰:「鬼滅の刃 無限列車編」 猗窩座は「煉獄さんの対比になれば」 全身全霊でぶつかる

「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の舞台あいさつに登場した(左から)花江夏樹さん 日野聡さん、石田彰さん(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
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「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の舞台あいさつに登場した(左から)花江夏樹さん 日野聡さん、石田彰さん(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

 吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんの人気マンガが原作のアニメ「鬼滅の刃(きめつのやいば)」の劇場版「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」(外崎春雄監督)の舞台あいさつが10月31日、TOHOシネマズ日比谷(東京都千代田区)で開催され、声優の花江夏樹さん、日野聡さん、石田彰さんが登場した。

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 劇場版では、日野さんが演じる鬼殺隊の炎柱・煉獄杏寿郎(れんごく・きょうじゅろう)と石田さんが演じる十二鬼月(じゅうにきづき)の上弦(じょうげん)の参の猗窩座(あかざ)が戦う。石田さんは「今回の映画の台本を読ませていただいて、猗窩座という役がどうしてもエッジの効いたとがっている人のように思えて、ただ強さだけを求めている姿がどうも普通じゃないと考え、そういう面を出すことで煉獄さんの対比になればと思いました」と話した。

 猗窩座は、劇場版で初めて登場した。石田さんは「煉獄はテレビシリーズでしっかりキャラクターが作られていて、そこに対抗馬としていきなり出てくる……。そこまでのキャラクターをやらなきゃいけないというところはプレッシャーでもあり」と演じるにあたっての重圧があったと吐露。煉獄役の日野さんの「石田さんの胸をお借りして、煉獄の想(おも)いを全力でぶつけさせていただいた」という言葉を受けて、「僕の方こそ全身全霊でぶつかっていかないと、人に胸を貸してる場合じゃないなと思いました」と明かした。 「鬼滅の刃」は、家族を鬼に殺された竈門炭治郎(かまど・たんじろう)が、鬼に変異した妹・禰豆子(ねずこ)を元に戻すために旅立つ……というストーリー。原作は、2016~20年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載され、テレビアニメが2019年4~9月に放送された。テレビアニメの放送と共に原作の人気も加速し、コミックスのシリーズ累計発行部数は1億部を突破するなど社会現象となった。

 劇場版は、テレビアニメ最終話からつながる物語。炭治郎、炎柱の煉獄杏寿郎ら鬼殺隊が短期間で40人以上の行方不明者を出しているという無限列車の調査に向かう。10月16日の公開から10日間で興行収入が107億円を突破。公開から10日間での興行収入100億円突破は、日本で上映された映画の中で最速となった。

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