J1横浜FCの下平隆宏監督(48)が2日、選手起用について言及した。

 今季のJリーグは、新型コロナウイルスの影響で約4か月間中断。過密日程での戦いを強いられる中、指揮官は9月23日の川崎戦(等々力)でFW三浦知良(53)、MF中村俊輔(42)、MF松井大輔(39)の元日本代表トリオを揃って先発出場させた。試合は惜しくも2―3で敗れたが、首位を独走する強敵相手にベテラン勢が力を見せたことから、再びサプライズ采配に期待が高まっている。

 そんな中、この日のオンライン取材では「連戦が少し難しいメンバーもいるので、多少の入れ替わりはあると思う。ただ、ずっと連戦が続いて疲弊しきった状態での中2日(大分戦、ニッパツ)ではないので、多少無理してもらうメンバーもいる」と話した上で「ビッグサプライズはそんなにないかな」と苦笑いを浮かべた。

 大分戦に向けては「残り9試合。その中でもホームで6試合できるうちの一発目なので、そこは中2日という短い期間だが、しっかり準備をしてしっかりリベンジしたい相手なので、いい形でパワーを出せるように」と決意を述べた。

 10月は1勝1分け4敗と苦戦。残りの試合で少しでも巻き返したいところだ。