年内で活動休止する「嵐」が3日、配信ライブ「アラフェス 2020 at 国立競技場」を開催した。

 当初は5月に行う予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大により延期に。嵐のデビュー日であるこの日に事前収録の無観客ライブ配信という形で代替した。正午から嵐のファンクラブ限定の企画がスタートし、午後4時半からアラフェスパート1、午後7時半から午後9時過ぎまで、一般も視聴可能なパート2が行われた。

 ライブはファン投票によって決められた楽曲を順に披露。すべてを歌い切った5人は万感の表情でステージを降りた。

 エンドロールには昨年7月に他界したジャニーズ事務所創業者のジャニー喜多川さん(享年87)の名前も。肩書は「エターナル(永遠の)プロデューサー」だった。

 終了後、SNSは嵐関連の話題で持ち切り。「感動が止まらない」「また5人の姿を見たい」といったものから「アンコールないのかぁ」と残念がる声もあった。

 なお、プロ野球中継を中断させた花火はクライマックスで炸裂。数えきれないほどの花火が一斉に打ち上げられ、煙が球場方面に流れていくサマもバッチリ映っていた。メンバーの櫻井翔(38)は「久びさの花火だ~」と大喜びだったが、のちに球団側に謝罪することになるとは、この時点では知る由もない。

 数々の伝説を残し、嵐は来年からしばらく充電期間に突入する。