立憲民主党の蓮舫参院議員(52)が5日に新宿駅南口で行われた「立憲大作戦」で、枝野幸男代表(56)らとマイクを握り、菅政権の政治姿勢を厳しく批判した。

 同大作戦はリレー方式で立民幹部が街頭に立ち、演説するというものだ。蓮舫氏は辻元清美副代表(60)のバトンを受けて登場。

 のっけから飛ばす蓮舫氏は9月16日に政権を発足させた菅義偉首相(71)にまつわる秋田県出身の叩き上げ政治家、パンケーキ好きのエピソードを伝えたマスコミを「ごますりメディア」扱い。「(叩き上げの)基準が2世、3世の議員じゃないというのなら、これがまずおかしい。そんなことを言ったら、私や辻元さんだって叩き上げですよ!」と訴えた。

 蓮舫氏は菅首相が新型コロナウイルス対策やデジタル庁創設などを、政権の一丁目一番地の政策に据えたことにも激怒した。

「菅総理に政策を語ってくださいとお願いした。そうしたら、(新型コロナ政策など)当たり前のことしか言わない。国家観や外交観、政治の基軸が見えなかったのは非常に残念だ」

 最後まで蓮舫氏の舌鋒は鋭かった。