大相撲11月場所2日目(9日、東京・両国国技館)、元大関の十両琴奨菊(36=佐渡ヶ嶽)が十両松鳳山(36=二所ノ関)を一方的に押し出して今場所初白星を挙げた。9月の秋場所は左ふくらはぎを負傷した影響で2勝10敗3休の成績に終わり、15年ぶりに十両へ転落。それでも現役続行の道を選んだ。

 テーピングを施している左足の状態については「何とも言えないけど、うまくやっていくしかない。しっかり集中してやっていきたい」と話す一方で「ああいう相撲を心がけてやっていた。これから一個一個、かみ合ってくると思う。同じことを毎日やっていきたい」。幕内復帰へ向けて、手応えも得た様子だった。