有名女優2世の行く末は、いったいどうなるのか。元タレントの坂口杏里(29)が、勤務していた東京・新宿区歌舞伎町のバーをクビにされていたことが本紙の取材で分かった。ネット上で騒動になっていたが、バーが認めた。わずか約4か月間の勤務だったものの、歌舞伎町界隈からは「よくもった!」と褒める声も。一方、今回の騒動を巡っては、不穏な〝薬物情報〟も飛び交っており、警察沙汰に発展する可能性もある――。

 坂口は2013年に母で人気女優だった坂口良子さん(享年57)を亡くしてから精神的に不安定になり、波瀾万丈の人生を歩んでいるのは周知の通り。ホストクラブにハマり、太客として散財。借金苦に陥った後はセクシー女優や風俗嬢、キャバクラ嬢と職を転々とした。17年には知人のホストから現金3万円を奪おうとして恐喝未遂の容疑で逮捕。19年には交際相手の元ホストの自宅マンションに侵入しようとして逮捕されている(いずれも不起訴処分)。

 再起をかけて昨秋、ユーチューバーに転身。キャバクラもまた始めた。

 最近は歌舞伎町のバー「SEA」に勤務していたが、今月に入って辞めたという。

 同店の関係者は4日、ツイッターで「SEAをクビと致しました」と報告。坂口はツイッターで「SEAやめてよかった くびにしてくださってありがとうございます」と〝応戦〟した。

 また坂口も同店の関係者も、互いに〝薬物〟に関する物騒なツイートを投稿。店の関係者の投稿には、坂口かどうかは不明だが、女性が「たまにはキメても出勤です…すがぁ、いいですか~?」「ストレスたまってんだよぉ~!」などと、ろれつの回らない動物のような奇声を上げている動画もあり、SNSは現在も大炎上している。

 ところが、坂口は8日、ツイッターに「本当にお騒がせ致しました。私は物凄い記憶違いをしていました」と謝罪。「SEAの人達、会長は私をいつも大切にしてくれました」と釈明した。

 一連の騒ぎは、何が事実で、何がネタで、何が炎上商法なのか分からないカオスな状態。薬物情報も真偽は不明だ。

 ただ、同店は取材に「4日付けで辞めていただいた」とクビにしたことは認めた。坂口の謝罪は承知しているものの、同店復帰はないという。

 坂口の知人は「杏里ちゃんは7月からバー(SEA)に勤務するようになり、4か月で終わりました。短すぎる!と思われるけど、ほぼ毎日出勤。生活保護を受けたほうがいいかもしれないくらい困窮しているみたいだから、頑張って稼ごうとしたんです。バーの売り上げにもかなり貢献したようです」と話す。

 ホストクラブ通いがハンパなかった坂口は、歌舞伎町界隈では超有名人。キャストとして4か月勤務したことには、歌舞伎町関係者たちから「よくもった!」と評価されている。

 一方、同店をクビになった理由を巡っては「杏里ちゃんが心身ともにおかしくなって、バーの関係者が代わるがわる付きっきりで介抱したとか。それでも警察沙汰を起こしたそうで、店側もとうとうフォローしきれず辞めさせたそうです」(前出知人)。

 また、クビになった理由として、ホストとの関係も浮上している。

 坂口は歌舞伎町の人気ホストXとトラブルに陥ったようで8日、ツイッターで名指しして「絶対に許さない」と非難。Xはすかさずツイッターで、坂口について「外であったことすらありません」と反論し、主張が真っ向からぶつかっている。

 坂口はXを「全力で探してください」と呼びかけ、捕まえようとしているという。また、「SEA」は辞めさせられたが、歌舞伎町の別のバーで勤務するとも報告した。

〝薬物情報〟も含め、一連の騒動は警察沙汰に発展しそうなキナ臭い雰囲気もあるが、果たして――。