「潰したるかんな」――。元タレント坂口杏里(29)が、トラブルになった東京・新宿区歌舞伎町の人気ホストXに、恐怖のダイレクトメッセージ(DM)を送っていたことが分かった。今年7月に芸能界を引退した元タレント・木下優樹菜(32)のタピオカ店恫喝騒動をほうふつさせる、べらんめえ口調のDMだ。あまりに激しい文面に、周囲の知人から「大丈夫!?」と心配されている。

 坂口は、7月から勤めていた歌舞伎町のバー「SEA」を今月4日付けでクビになった。この事実が坂口、同店関係者双方のツイッターのやり取りで発覚。また、坂口の真偽不明な薬物使用をほのめかす物騒な投稿もあり、SNSが炎上しているのは本紙昨報どおり。

 同店をクビにされた背景には、坂口と歌舞伎町の人気ホストXとの関係性が浮上。両者は何らかのトラブルになり、坂口が8日、ツイッターで名指しして「絶対に許さない」と非難すると、Xからすかさずツイッターで、坂口について「外であったことすらありません」(原文ママ)と反論された。

 坂口の怒りはハンパないようで、相手を震え上がらせるようなSNSのDMをXに送りつけていた。

 このDMは外部は見られない非公開だが、歌舞伎町かいわいで出回っており、本紙が入手したそれには「坂口杏里です。わかりますよなよ」と記されている。誤字脱字はとりあえずスルーして、〝要約〟すると「何の要件で連絡したか分かりますよね」と切り出している。

 3日たってもXから返信がないため、しびれを切らし、「最悪警察行きます」と〝警告〟。「なにがですか?」と折り返しがあると、「は?しらばっくれんな」「徹底的にやったるからな」「店ごと、会社ごと潰したるかんなあんまなめんなよ?」(すべて原文ママ)と、べらんめえ口調で立て続けに送り、スゴんでみせた。

 DMといえば、木下が昨秋、タピオカ店関係者に「弁護士たてて、法的処理、いくらでもできるから」「こっちも事務所総出でやりますね」などと恫喝まがいのDMを送付。これが今年7月の芸能界引退につながったのは記憶に新しい。

 坂口は芸能事務所に所属していないため、「事務所総出」はかなわない。1人で乗り込むか、〝庭〟としている歌舞伎町関係者を巻き込んでXを「潰したる」気なのかもしれない。坂口も木下も東京出身で、江戸っ子の血が騒いだようだ。

 もっとも、ホストとのトラブルは枚挙にいとまがない。

 2017年に知人男性に対する恐喝未遂容疑で、昨年には知人男性宅に正当な理由なく立ち入った住居侵入容疑で、それぞれ逮捕(不起訴処分)されたが、いずれも相手はホストだった。

〝暴走〟にブレーキをかけるには、かいがいしく支える友人や愛情を注いでくれる彼氏が必要だ。くしくも10日、ツイッターで、Xとは別のイケメン男性の写真を添えて「このたび付き合うことになりました ずっと好きだったから幸せ…」「田中斗希(としき)くんと、このたび付き合う事になりました」と交際開始を報告。

 田中はジャニーズJr.だった2014年に事務所に内緒で新宿2丁目のホストクラブに勤めていたことがわかり契約を解除。その後、週刊誌の記者に転身していたことが一部で報じられている。

 坂口は彼氏や男友達に良くも悪くも影響される。知人は「杏里ちゃんは1人では生きていけないタイプ。いい人に出会って支えてもらえればいいけど…」と心配している。

 新たな恋人にサポートしてもらい、Xとのトラブルを無事解決できればいいが…。