創始130年を超える劇団新派が史上初のオンライン配信を行うことが11日、分かった。劇団内ユニット「新派の子」企画で、「新派な夕べ 劇場で会えなかったあなたのため…」と題し、水谷八重子、波乃久里子、河合雪之丞らが出演する。

今月12日に東京・品川の六行会ホールで、新派文芸部の斎藤雅文書き下ろしの「八つ墓供養」を語りと舞い、同じ斉藤作品の「湯島の春」を芝居として上演し、さらに新派の名作「明治一代女」を朗読劇として上演する。その一夜限りの公演をオンライン配信するもので、12日から1週間の期間限定配信を行う。

水谷は「命ある限り、お客さまとご一緒にいたい私なんです」、波乃は「初物は縁起がいい、ということで多くの方に見ていただけますと幸いです」とコメントしている。