国内女子ゴルフの「伊藤園レディス」初日(13日、千葉・グレートアイランドC=パー72)、アマチュアの政田夢乃(20)が69をマーク、3アンダーの12位と好スタートを切った。首位はキム・ハヌル(31=韓国)で7アンダー。

 先週の主催者推薦選考会(マンデー)ではアマチュアが6つの出場枠を独占。そのなかでもトップの6アンダーで今大会の出場権を得たのが政田だ。

 マンデーも同じ会場で行われており、週をまたいで2ラウンド連続の好スコア。「どこがと聞かれると、分からないんですけど、このコースは好きです。(初日の)ピン位置は難しかったんですけど、パットが入ってくれたのでいいスコアで回れました」とはにかんだ。

 政田は昨年の「最終プロテスト」で1打及ばず不合格。すでにツアー優勝を挙げている古江彩佳(20)、西村優菜(20)ら、同じミレニアム世代の選手に水をあけられた形になっている。

「同世代が優勝したり、上位で活躍していて、すごいなという気持ちと、悔しいなという気持ちがあります」

 一気に追いつくには今大会で優勝し、テスト免除でプロ転向するしかない。「どこまで行けるか分からないですけど、出るからには優勝を目指して頑張りたいなと思います」。

 今年のプロテストは来年3月以降に延期となっており、このまま中止となる可能性もある。いつになるか分からない次回のプロテストを待つだけではなく、数少ないチャンスをつかみにいく。