久保田氏、第2のJFK育てる 阪神2軍投手コーチ就任、若虎にイズム注入や

 阪神の来季2軍投手コーチに就任した久保田智之氏(39)=前プロスカウト=が13日、西宮市の球団事務所で会見し、“第2のJFK”誕生に全力を尽くす覚悟を示した。現役時代の2005年にウィリアムス、藤川と勝利の方程式「JFK」を形成し、リーグ優勝に貢献。これからは若虎を育成し、新たな「JFK」になり得る逸材を1軍に送り込む。背番号は「90」。

 託された役目に重圧と責任を強く感じている。満を持して再びタテジマのユニホームに袖を通す久保田新コーチ。猛虎で培ったこれまでの経験をフル活用し、鉄壁のブルペン陣を育てる覚悟を示した。

 現役時代は藤川、ウイリアムスと共に鉄壁の勝利方程式「JFK」の一角を担い、05年の優勝に貢献。「能力的には十分な選手もたくさんいる。(力を)出し切ってもらえれば、そういう(JFKのような)選手も出てくると思うので期待しています」と“第2のJFK”誕生に、全力を注ぐ構えだ。

 14年の現役引退後は打撃投手を務め、17年からプロスカウトとしてチームを支えてきた。他球団の選手も見てきたからこそ、冷静に分析し、今の投手陣には秘める力がまだあると話す。

 「能力の高いピッチャーがたくさんいるのですが、その能力を出し切っていない選手も多々いる。そういう選手たちが自分の100の力を出せるように、アドバイスなり気持ちの面でもいろいろと伝えていきたいと思います」

 現役時代には栄光と挫折も味わった。プロ野球選手は1軍で戦ってなんぼの世界。結果を残すためにも、気持ちを前面に出す貪欲な姿勢を選手らに求めていく。

 「僕自身思ったのは、気持ちが大事だと思うので。技術に関しては練習あるのみだと思いますが、気持ちを強く出さないとパフォーマンスは出せないので。そういうのを伝えたい」

 自身はセットアッパー、クローザーという重責を担ってきた。財産は何度も正念場をくぐり抜けた豊富な経験。「自分の持っているものを選手に伝えて、一人でも多く1軍で活躍できる選手を育てていきたいと思う」。熱いハートを若虎にぶつけ、覚醒のきっかけをつくる。

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