18日に道交法違反(酒気帯び運転)の罪で東京地検に略式起訴された「TOKIO」の山口達也元メンバー(48)が19日、マスコミ宛てファクスで謝罪コメントを発表した。

 山口元メンバーは「この度は私の起こしたオートバイによる酒気帯び運転事故で被害者並びに多くの皆様に多大なご心配とご迷惑をお掛けしました事を深くお詫び申し上げます」と謝罪。事故について「第2の社会人生活を送るため、アルコール依存症を克服しようと努めて参りました しかしながら、今回の飲酒運転という行動についてはアルコール依存症以前の問題であって弁明の余地はなく、真摯にその罪を償っていく所存です」と完全に非を認め、罪を償うと表明した。

 今後については「多感な時期の子供を持つ親としての自覚の下、再度専門医のご指導を仰ぎ、これ以上信頼を裏切ることのないよう努めてまいります」と治療の徹底と再発防止を誓い「この度は誠に申し訳ございませんでした 2020.11.19 山口達也」と自筆署名で締めくくった。

 また、事故の身元引受人となった山口元メンバーの兄は、事故について謝罪し、これまでの経緯を説明した。

「弟はジャニーズ事務所退所後、専門医の診察の結果アルコール依存症との診断を受けておりました」として、山口元メンバーが2018年5月から19年4月まで「東京近郊専門病院にて入院治療。治療効果が出たとの診断を頂き退院」と治療していたことと、退院後の5月から専門医師による通院治療を受けていると明かした。

 山口元メンバーの飲酒運転について「治療は順調に進んでいると親族一同信じておりましたが、この度の事故を受けて私共の認識が甘かった事を痛感しております」とつづった。続けて「今回の事故はアルコール依存症とは別に、飲酒運転そのものに対する本人の認識の甘さに起因するものであり、この点についての本人の自覚と猛省が必要であると考えております」と厳しい考えを示した。
 それでも「今後は本人がアルコール依存症を克服し、再び社会生活を送る為の力となれますよう、今まで以上に支えて行きたいと思います」と支援の継続を約束。最後に「近隣の皆様にご迷惑をお掛けすることにもなりますため、自宅周辺や個別の取材はご遠慮頂きますよう何卒ご協力の程宜しくお願い申し上げます」と呼びかけた。