弁護士の八代英輝氏(56)が20日、TBS系「ひるおび!」に出演。道交法違反(酒気帯び運転)で東京区検に略式起訴された、「TOKIO」の元メンバー・山口達也(48)について言及した。

 前日19日、山口はコメントを発表。アルコール依存症を治療する決意を示し、身元引受人となった兄もサポートを約束している。

 八代氏はまず「アルコールも薬物と共通している部分があり、依存症から立ち直るには家族の支えと仕事、社会的地位を得ることが重要な要素なんです」とコメント。

 そのうえで「僕、ちょっと不安なのは」と切り出し「0・75という高い基準値に比べて、供述で(供述した)飲んだ量というのが非常に少ない。まだ本当のことを言ってらっしゃらない部分がこの時あったんじゃないか」と指摘した。

 続けて「そうなるとご自身のお酒との向き合い方というものに対して、真摯な向き合いが足りているのかな、っていうのは不安なところ。これから大変だとは思うがきっちり治してほしい」と表情を曇らせた。

 呼気検査では基準値の5倍となる、1リットル当たり0・75ミリグラムのアルコールが検出された。山口は逮捕前日に麦焼酎をロックで5~6杯程度飲んだと供述している。

 八代氏は「出て行く直前まで飲んでないと出るはずのない数値」とし、「重大な人身事故になっていた可能性もあった。諭してくれた方が警察官だったのも幸運だったと思う」と述べた。