作家の志茂田景樹氏(80)が20日、大人気の映画「鬼滅の刃」の意外な教育的効果についてブログで語った。

 志茂田氏は新聞の投稿欄を引用。その内容は「流行の『鬼滅』を娘に見せる?」という見出しで、残酷シーンがある今作を小学2年生の娘に見せても大丈夫かと母親が心配しているものだった。

 志茂田氏は「お母さん ご心配無用です」と書き出し、「お嬢さんを連れて鬼滅映画を見にいってあげましょう」「お嬢さんに悪い影響を与えないかという危惧は取越苦労だったことがはっきりします」と断言した。

 理由について「お嬢さんは残酷で辛い場面で思わず叫ぶかも知れませんが 目を見開いて見ているはずです」「そのお嬢さんに目隠ししないでくださいよ 臭いものに蓋はいけません」と言及。

「小2と言えば善悪 正邪 正負に対する判断力を確かに養うにはとても大事な時期です」としたうえで「悪の 邪の 負の何かをはっきり把握させてあげましょう そのことによって 善の 正の何かが明解に把握できるようになります」と説明した。


 また「お嬢さんは社会に出て直面しなければならないいろんな問題の基本ルールがハラハラ・ドキドキ感動し歓喜し涙しながら身についていきます」と原作コミックの読破を勧めた志茂田氏。「きれいごとで収めていないので 本当の修身の教科書と言っていいのではないでしょうか」と教育面からのメリットを強調した。