明日海りお:宝塚歌劇団退団後ドラマ初出演 藤原竜也主演連ドラで“謎”の音楽教師に

2021年1月期放送の連続ドラマ「青のSP-学校内警察・嶋田隆平-」に出演する明日海りおさん=カンテレ提供
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2021年1月期放送の連続ドラマ「青のSP-学校内警察・嶋田隆平-」に出演する明日海りおさん=カンテレ提供

 宝塚歌劇団で5年以上にわたり花組トップスターを務めた明日海りおさんが、俳優の藤原竜也さん主演で2021年1月スタートの連続ドラマ「青のSP(スクールポリス)-学校内警察・嶋田隆平-」(カンテレ・フジテレビ系、火曜午後9時)に出演することが11月24日、分かった。明日海さんがテレビドラマに出演するのは、2019年に宝塚歌劇団を退団後、初めて。

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 ドラマは、警視庁捜査1課の敏腕刑事から日本で初の学校内警察(スクールポリス)に転身した主人公・嶋田隆平(藤原さん)が、学校内外で起きるさまざまな問題に立ち向かう学園エンターテインメント。物語の舞台となる赤嶺中学校に嶋田が配属されると、SNSトラブルや生徒の薬物疑惑、盗撮事件、教師のマタニティーハラスメント、セクシュアルハラスメントなど、さまざまな事件があぶり出されていき、教師、生徒を問わず法に触れれば容赦なく逮捕する……という内容。

 明日海さんは、赤嶺中学校の音楽教師・小川香里を演じる。香里は、困った生徒を見かけると放っておけない正義感の強い人物だったが、ある時を境に学校から姿を消した教師で、そのことについて教師や生徒が口外することなく消息すら“謎”となっている……という物語のキーパーソンだ。

 ◇明日海りおさんのコメント

 --出演の話を聞いていかがでしたか?

 (宝塚歌劇団を)卒業後、初めてのテレビ出演ということで、心が構えているというか……。新しいことを始めるということで大きなチャンスをいただいたと思います!

 --演じる音楽教師・香里先生はいかがですか?

 責任感・使命感が強く、また、自身のキャリアに対して誇りを持っていて、同年代の女性としてとても尊敬する生き方をしている女性だと思います。

 --藤原さんとの共演の感想は?

 最初にお芝居させていただいたのが、お好み焼き屋さんでのシーンで、とても藤原さんが、気さくにお話とか質問してくださって、すごくほぐれました。連日撮影が続いているにもかかわらず、疲れを見せずいろいろ話しかけてくださって、すごく気を使わせてしまっているかなって心配してしまうくらい……。でも、藤原さんのおかげでガチガチにならずに、すっと世界観の中に入っていけた気がしました。藤原さんは存在感もそうですが、自身もリラックスしていて温かく受け入れてくださるので、本当に、見えない柵のようなものがあっても、ひょいっとどけてくださる感じでした。

 --テレビドラマの撮影と舞台での違いはありましたか?

 毎回、撮影に来る度に全く違うことを実感しています。これまでの舞台は、大きな空間にリアルタイムで見ていただいているお客さまの前でお芝居してきたんですが、テレビは何台ものカメラに囲まれ、近い距離で同じシーンでも違うカット割りで何度も撮影します。最初は、声量の加減が分からず……。これまで舞台ではずっと男役を演じてきましたので、普通に女性の役を演じるということがまだしっくりきていなくて(笑い)。でも、せっかくこういう機会をいただけたので、経験を積んでいけたらとは思います。舞台と撮影現場で感じている違いと、放送される素材でまた違いを感じると思います。そういったことから学ぶこともあると思いますので、まずは今日・明日の撮影に生かし、今後のお仕事にも生かしていければと思います。

 --音楽教師はいかがでした?

 私、歌も大好きで、これまでも関わってきた分野なので、音楽の先生という響きにとてもときめいたんですけど、ピアノを弾くシーンや連弾したりするシーンがあるので久しぶりに練習したら、とても大変でした。子供の頃に習っていた感覚と大人になってやる感覚とでは、指の神経がついていかず、ちゃんと弾けるようにスタジオとかで練習しました。1時間半弾いては、突っ伏して、また1時間半弾いては突っ伏すの繰り返しで、青春の続きのような感じでした。

 --今後はどういった感じで演じていきたいですか?

 ちゃんと真実を突き詰めていく、生徒にとって何が一番正しいんだろうと考えてもがきながらも香里先生のポリシーとか生徒の未来とかを考えて行動していく芯の通った姿というもの。問題をうやむやにしてしまわない勇気のある先生だと思うので、その辺りをいでたちとかまなざしでいられたらと思います。

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