なでしこジャパンのDF高橋はな(20=浦和)が海外への思いを語った。

 福島・Jヴィレッジで行われている強化合宿(23~29日)には、DF宮川麻都(22=日テレ)の負傷により、急きょ招集された。26日のオンライン取材では「最初は驚きもあったが、自分がこのレベルでどれくらい通用するかもそうですし、自分の持てる力を最大限に発揮して楽しめる合宿にしたい」と意気込みを語った。

 まだ20歳だが、年代別の代表で主力として活躍。2018年U―20女子W杯では、日本の初優勝に大きく貢献した。ただ、満足はしておらず「実際に海外の選手と対戦してみると、一瞬の速さやリーチの長さだったり、日本ではなかなか経験できないようなことも経験した」とレベルの高さを実感。「普段のトレーニングから1対1やスピードで負けないっていうのは意識している」とさらなる高みを見据える。

 その上で「11年ドイツ女子W杯で日本が優勝した時に、私は小学校5年だった。5年生ながらにすごい感動した。その時から海外のトップレベルの選手たちとやってみたいって思いはある」と胸中を明かした。

「今自分でできることをやって、チャンスが巡ってきた時に力を発揮できるようないい準備をしたい」。夢の実現へ、若手のホープは一歩ずつ歩みを進めていく覚悟だ。