漫才日本一を決める「M-1グランプリ2020」の準決勝が2日、都内で行われた。準々決勝を勝ち抜いた25組とワイルドカードのラランドの26組が争い、錦鯉、アキナ、マヂカルラブリー、見取り図、ニューヨーク、おいでやすこが、オズワルド、東京ホテイソン、ウエストランドの9組が決勝進出を決めた。

決勝初進出の錦鯉は結成8年目。芸歴26年の長谷川雅紀(49)と芸歴21年の渡辺隆(42)のコンビで、現在もバイトをしながら芸人を続けている。

ボケの長谷川は、バイト歴について「思い出のバイトはフェリーの皿洗い。あと札幌で20歳の時にホストをやっていました。今は水道料金の徴収をやっています」。

ツッコミの渡辺は「コールセンターやコンビニエンスストアで働いてきました。今は市場で野菜の仕分けをしています」と話した。

長谷川は「現在49歳、人生の折り返し地点から人生大逆転。今もバイトしている。これをきっかけに僕は『人生大逆転』という本を出そうと思っています」。渡辺は「ファイナリストでバイトしているのは僕らだけだと思う。本当に1000万円欲しいと思っている」と話した。

準決勝敗退の学天即、からし蓮根、ランジャタイ、インディアンス、祇園、金属バット、ぺこぱ、キュウ、ダイタク、カベポスター、ロングコートダディ、コウテイ、ニッポンの社長、タイムキーパー、ゆにばーす、滝音の16組は敗者復活に回って、決勝進出を目指す(ワイルドカードのラランドは準決勝敗退)。今年は史上最多の5081組がエントリー。20日に敗者復活、決勝が行われる。